立場
2026年8月7日 流山市議会・教育福祉委員会
委員外から「質問のハンドサイン」
本人は翌日、「質問に抜けがあった」と説明した。では、その合図のあと、委員会で何が聞かれたのか。
2026年8月7日。附属幼稚園の廃止条例案を審査していた流山市議会・教育福祉委員会で、委員ではない近藤みほ議員が委員側へハンドサインを送りました。
翌日、近藤議員自身が理由を説明します。会派で質問を事前にまとめていたが、抜けがあった。そのためハンドサインを送った、という内容でした。近藤みほ議員の8月8日の説明を見る
その後、行政と私立幼稚園協会の事前協議の有無が質問され、岡本哲哉参考人は、今回の廃園について事前の話は特にないと答えました。この答弁が委員会の記録に残りました。記録
さらに岡本氏は、その直後に2023年の流山市立幼稚園協議会へ話を広げ、「廃園するための会議」「全員が廃園の答申」という内容を語りました。市が公開している記録には存続・廃園の双方の意見が残り、植田和子委員がその場で確認を入れました。市の会議録
一つひとつは小さな場面です。並べると、委員会の質疑がどこで作られたのかという別の問題が現れます。
01 8月7日に起きたこと
ハンドサインは、本人が認めている
8月7日の教育福祉委員会では、議案第37号の継続審査として参考人3人から意見を聴きました。近藤議員はこの委員会の委員ではありません。出典1出典2
会議中、近藤議員は委員側へハンドサインを送りました。翌日、その理由も自分で書いています。会派で質問をまとめていたが、抜けがあったためハンドサインを送った、と説明しました。本人投稿
委員外・流政会
近藤みほ議員所属:議会運営委員会・市民経済委員会教育福祉委員会(7人)
02 会派と委員会
会派の打合せと、委員会中の合図は同じではない
会派で質問を相談し、政策の考え方をすり合わせること自体は、議会基本条例が予定している活動です。会派は政策立案・政策決定・政策提言について議論し、意思を表明できると定められています。出典3
一方で、委員会の審査が始まった後には、委員外議員が意見を述べるための正式な手続があります。委員会が必要と認めて出席を求める場合と、委員外議員から発言を申し出て委員会が許否を決める場合です。出典4
委員会の前
会派で質問を準備する
会派の政策活動として条例が予定する範囲です。委員会の最中
委員外から質問に関する合図を送る
ハンドサインの扱いを明記した規定は見当たりません。委員外議員が意見を述べる正式な手続との関係が論点になります。03 質疑の順番
ハンドサインのあと、「事前協議は特にない」という答弁が残った
- 1流政会で質問を事前準備近藤議員の本人説明
- 2「質問に抜け」
委員側へハンドサイン近藤議員の本人説明 - 3事前協議の有無を質問行政と私立幼稚園協会の関係を確認
- 4岡本氏が
「特にはない」趣旨今回の廃園をめぐる回答 - 5直後に2023年の
協議会へ話題が移る次の説明に公式記録との相違
条例を議会へ出す前に、教育委員会側と私立幼稚園協会側で事前に協議していたのかが質問されました。岡本氏は、今回の廃園については事前の話は特にないと答えています。出典9
近藤議員がハンドサインを送り、その後に「事前協議は特にない」という答弁が出た。この答弁は、委員会での答弁として残りました。
05 時系列の読み方
「事前協議は特にない」という答弁を、正式な記録として残す意図
委員会で起きたこと
- 近藤議員は、質問を会派で事前にまとめていたと説明した。
- 質問の抜けを補うためにハンドサインを送ったと説明した。
- 行政と私立幼稚園協会の事前協議の有無が質問された。
- 岡本氏は、今回の廃園について事前の話は特にないという内容を答えた。
- 続く2023年協議会の説明には公式記録との相違があった。
06 過去の指摘
8月7日の前にも、近藤議員をめぐる指摘はあった
8月7日のハンドサインだけを見ていると、その場の小さな動きにしか見えません。ただ、流山マキコ氏の投稿と大野とみお・元流山市議会議員の動画では、それ以前から近藤議員の議場内・委員会内での身振りや働きかけが取り上げられていました。
公式資料、大野とみお・元流山市議会議員が公開した映像、流山マキコ氏の観察では、確認できる範囲が異なります。資料の性質を分けて並べます。
- 一般質問中の
「OK」ジェスチャーという指摘 - 議場内メモの
受け渡しをめぐる動画と目撃 - 委員会中の声を
委員長が制止 - 質問のハンドサイン本人説明がある
2024年6月13日
一般質問中の「OK」ジェスチャーという指摘
一般質問の進行中、近藤議員が両手でOKジェスチャーのような仕草をしたという流山マキコ氏の投稿があります。
資料に残ること
- 乾えり議員の通告には、子育て支援に関する三項目がありました。通告書
- 近藤議員は当時、副議長でした。
- 流山マキコ氏が、この場面を自身の観察として再掲しています。
議場内メモ
メモの受け渡しをめぐる動画と目撃
公開動画には、女性議員がメモのようなものを渡すように見える場面があります。流山マキコ氏は、傍聴時の観察としてその人物を近藤議員と特定しています。
関連動画 / 大野とみお・元流山市議会議員が公開
公開動画を開く →資料に残ること
- メモのようなものを渡す場面を含む動画が公開されています。
- 流山マキコ氏が、詳細な観察と人物特定を投稿しています。
2026年7月24日
委員会中、傍聴側からの声を委員長が制止
教育福祉委員会で、委員の発言中に傍聴側から声が入り、委員長が「傍聴人、黙ってて下さい」と制止した場面が残っています。
関連動画 / 大野とみお・元流山市議会議員が公開
公開動画を開く →資料に残ること
- 傍聴側からの声と、委員長による制止は非公式校訂版と公開動画で確認できます。
- 近藤議員は当時、教育福祉委員会の委員ではありませんでした。
三つの事例では、資料の種類と確認できる範囲が異なります。
8月7日のハンドサインを見て流山マキコ氏や大野とみお・元流山市議会議員がすぐ反応した背景は分かります。違和感は、その日だけ突然生まれたものではなく、過去の投稿と記録の上に積み重なっていました。
07 14日間
7月24日から8月7日まで、わずか14日
7月24日
傍聴側からの発言を委員長が制止
誰の声だったのかは公式記録で確定していません。流山マキコ氏は近藤議員としています。8月7日
質問の抜けを補うハンドサインを送ったと本人が説明
委員外の議員による非言語の働きかけが、質問に関係していたことは本人説明に残りました。二つの出来事を同一視することはできません。それでも、同じ教育福祉委員会で、委員外の議員が審査中にどこまで関わるのかという線引きは、わずか二週間で改めて表に出ました。
09 法令・議会ルール
関係するルールを、同じ意味の条文として扱わない
流山市議会会議規則 第117条
委員外議員の発言
委員会が必要と認めた場合の出席・説明、委員外議員からの発言申出と委員会の許否を定める手続です。資料流山市議会会議規則 第153条
議事妨害の禁止
「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏はこの条文との関係を問題提起しています。過去の議事運営資料では、不規則発言と共に参照された規定です。補助資料地方自治法 第129条・第130条
秩序維持と傍聴人
議場の秩序維持や傍聴人の制止・退場に関する規定です。e-Gov流山市議会基本条例 第4条・第5条
議員の討議と会派の活動
議会が言論の府・合議体であること、会派が政策について議論し意思を表明できることを定めます。会派での事前調整まで異常扱いしないための基準です。条例地方自治法 第117条
除斥
こちらは利害関係を持つ議員の除斥を扱う、会議規則第117条とは別の規定です。「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏が議会事務局への照会結果として言及しています。e-Gov10 最新状況
9月1日の議会運営委員会
流山市議会は、9月1日10時から議会運営委員会を予定しています。公式日程
11 時系列
2024年からの出来事を、資料の種類と一緒に置く
流山マキコ氏の観察
本会議中の「OK」ジェスチャーという指摘
乾えり議員の一般質問には子育て支援の三項目が通告され、当時の近藤議員は副議長でした。動作の意味は、流山マキコ氏の観察・評価として扱います。 出典「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏の問題提起
「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏の公開質問と議会事務局への照会
「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏は本人への公開質問、議会事務局への照会、長文の時系列整理を順に公表しています。 出典「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏の発信
「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏が陳情を提出したと公表
「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏は四項目に絞った陳情を提出したと公表しています。 出典
12 議会に求める説明
ハンドサインは、誰に、何を伝えたのか
ハンドサインの内容
近藤議員は、ハンドサインで具体的に何を伝えたのか。
ハンドサインの相手
ハンドサインを直接受け取った委員は誰か。
委員会中の連絡
ハンドサイン以外にも、委員会中の連絡があったのか。
委員側の受け止め
ハンドサインを受け取った委員は、何を受け取り、質疑にどう反映したのか。
議会の整理
委員会中のハンドサインやメモをどこまで許容するのか。
13 最後に残る問い
「事前協議は特にない」という答弁を、
正式な記録として残したかったのではないか。
会派で質問を相談することまで問題にする話ではありません。議会基本条例は、会派が政策を議論し、意思を作ることを予定しています。
8月7日に起きたのは、その先です。審査が始まったあと、委員ではない議員が「質問の抜け」をハンドサインで補った。ここは近藤議員本人の説明で動きません。
このページで重視するのは、ハンドサインの目的が「事前協議は特にない」という答弁を正式な委員会記録に残すことだったのではないか、という点です。
近藤議員と委員側は、ハンドサインで何を伝え、この答弁を記録に残すことにどう関わったのかを説明する必要があります。
14 関連ポスト・動画
発信者と資料の性質を分けて読む
15 出典
使用した資料
一次資料・公式資料
- 01流山市議会「議員の紹介」
近藤みほ議員の会派・所属委員会を確認。
- 02流山市議会「委員会構成」
教育福祉委員会と議会運営委員会の位置付け、委員名簿への公式入口。
- 03流山市議会基本条例
第4条(議員の活動原則)・第5条(会派)など。
- 04流山市議会会議規則・議事運営資料
委員外議員の発言手続(会議規則第117条)を参照。
- 05地方自治法(e-Gov法令検索)
第117条(除斥)、第129条・第130条(秩序維持等)を参照。
- 06流山市議会「請願・陳情」
陳情の提出方法と、審査に付す運用を確認。
- 07流山市議会 2026年9月カレンダー
9月1日10時の議会運営委員会を予定として掲載。
- 082023年度第5回流山市立幼稚園協議会会議録
答申の取りまとめと、存続・廃園の双方の意見を確認する市の会議録。
- 23令和6年第2回定例会 一般質問通告書
乾えり議員の一般質問に、子育て支援に関する三項目が通告されていたことを確認。
会議の記録・公開動画
- 092026年8月7日 教育福祉委員会・非公式校訂版書き起こし
参考人への質疑、事前協議に関する質問、岡本氏の発言、植田委員の確認の順序。公式会議録ではありません。
- 102026年7月24日 教育福祉委員会・非公式校訂版書き起こし
傍聴側からの発言と委員長による制止の場面。発言者の特定には使っていません。
- 11大野とみお・元流山市議会議員が公開した8月7日の委員会映像
動作を確認しやすいよう編集された動画。
- 12大野とみお・元流山市議会議員が公開した7月24日の委員会映像
7月24日の委員会を参照する公開動画。
発信者別の投稿・考察
近藤みほ議員、「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏、成田太郎、流山マキコ氏による投稿・考察です。
- 13近藤みほ議員・8月8日 X投稿
本人による、質問の抜けとハンドサインの説明。
- 14「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏・8月8日 公開質問
本人説明後に議会運営上の整合性を問う投稿。
- 15「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏・8月10日 議会事務局への照会
本人から説明が得られないとして、議会事務局へ見解を求めるとした投稿。
- 16「流山行政観察記|元・産後ケア難民|」氏・8月16日 時系列整理
委員会の経緯をまとめた考察。
- 17成田太郎・8月8日 法令上の問題提起
地方自治法130条と会議規則117条との関係を挙げた、サイト運営者の問題提起。
- 18成田太郎・委員長権限をめぐる投稿
委員長の議事整理権と、委員外からの意思伝達の適否を分けて考える投稿。
- 19流山マキコ氏・8月15日投稿
PCを指す動作などをめぐる流山マキコ氏の疑問。
- 20流山マキコ氏・8月17日投稿
議場内メモの受け渡しをめぐる観察と人物特定。
- 21流山マキコ氏・2024年6月の事例を再掲した投稿
本会議での「OK」ジェスチャーという観察。
- 22大野とみお・元流山市議会議員が公開した議場内メモをめぐる動画
議場内メモの受け渡しをめぐる公開動画。